ENRO 窯焼き名人レビュー記事です。
良い点・悪い点、使ってみた感想を記していきます。
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ENRO 窯焼き名人
【購入までの経緯】
キャンプで、おいしい本格ナポリピッツァを焼きたい!
最初は、ユニフレームの10インチ薄型のダッチオーブンで焼いていました。が、炭の準備がかなり大変。
ダッチオーブンで焼くピッツアはこんな感じ。
※画像:ナチュログさま
https://tap.naturum.ne.jp/e2811748.html
(あまりに昔なので、画像残ってなかった・・m(_ _)m)
あと、ダッチオーブンの場合、400度まで上げるのはかなり難しいです。ナポリピッツァを本当においしく焼くには400度という温度は、絶対条件なんです。(←元、イタリアンシェフだからね・・ここ、譲れないっす。w)
400度より、低い温度で、時間をかけて焼くと、ナポリピッツァ特有のあのカリッ→モチッ!にならないんですよ。ゆっくり水分が抜けていくので、クッキーみたいな食感の生地になっちゃう。
で、次にダッチオーブン→炭火の上に乗せる、コンパクトピザオーブンを試してみました。
これは、かなり秀逸で、温度も400度まで上げられて、おいしく焼けてイイ感じでした。
ただ、上からの火が入らない。回り込んだ熱でしか、ピザの表面が焼けない。となると、ナポリピッツァ特有の、あのプチプチした焼き目ができないんです。
仕方なく、焼き上げた後で、ガストーチで表面(縁の部分)を焼いて仕上げていました。(どこまでこだわるんだちゅーのw)
先日、キャンプ仲間が「ピザ窯」で焼いているのをFacebookで見て、これだ!!と。笑
夜な夜なネットでピザ窯探しとする中で、ENROの窯焼き名人と出会い、これはかなりよさげ!と一目ぼれして購入。
長い経緯、すみませんです。m(_ _)m
ということで、購入し、実際に使ってみたレビューを残しておきます。
ENRO 窯焼き名人 レビュー
収納バッグがもとからついてきます。
これは、ポイント高し!コンパクトにまとまる・・といっても、かなりの大きさ。重量も10kgほど。小さめの.車の方は、積載を考えると、ピザを焼く日はダッチオーブンはお休み・・ですね。
組み立ては簡単です。足を延ばして、煙突を刺したら出来上がり。
完成図が↓の画像ですが、テーブルは70×70サイズ。いっぱいいっぱいでしょ?かなり、窯、でかいんですよ。
熱は、下にあまり漏れないので、木製テーブルでも大丈夫と思いますが、火の粉が飛んで焦げるのを気にする人は、アルミテーブル70×70以上がおすすめ。
熱源はペレットを使いました。薪や炭と比べて、わずか15分ほどで、庫内が400度まで上がります。後ろの、バスケットにペレットを入れて、ガストーチで点火します。(点火時、ガストーチは必須アイテムです)
これは、らくちん!!
15分ほどで、400度をマーク!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
庫内の様子。メラメラ炎が上がります。本物のピザ窯と同じ構造。完全にナポリのピザ窯をコンパクトにした設計です。
焼いてる様子。奥の熱源側が焼けるので、ターンさせてまんべんなく焼きます。
およそ、1分~1分間で焼きあがりますよ!
では、焼きあがったピッツァたち。
マルゲリータ。定番ですね。
オニオン・アンチョビ・オリーブのビアンカ(トマトソースを使わない白いピッツァ)
シラスとパルミジャーノのピッツァ。これもトマトソースを使わないビアンカ。
上記に白髪ねぎをたっぷり載せて完成。これが、最高に旨いです。
めちゃめちゃおいしく焼けます!
窯焼き名人のメリット・デメリット
実際使って感じたこの窯の長所・短所を記しておきます。
メリット
メリットは、とにかく持ち運びできるという点。(かなりデカくて重たいけど・・)キャンプで、本当においしいピッツァが焼ける。
この窯にて、「アウトドアピッツァ、ここが着地点!」という感じです。
燃料も、ペレット、薪、炭に対応可能。
ローストビーフや、ローストチキン、グラタンなど、中までじっくり火を通したいときは、温度を上げすぎずに炭火でじっくり。炭火は、温度管理がしやすいですしね。
ナポリピッツァのように400度まで上げて、一気に焼き上げるなら薪かペレットという選択です。
メニューに応じて熱源も選べて、使い勝手はかなり良いです。
いずれにしても、窯としての完成度は非常に高く、本当においしいピッツァが焼けます。
デメリット
重たい。でかい。笑
まぁ、これは仕方ないかと。
着火→400度までの速さはペレットが圧倒的!ですが、ペレットだと燃え尽きるのは早いので、400度をキープするには、随時、ペレットを追加しながら焼く必要があります。
1枚だけ焼くならOKですが、実際のキャンプシーンで考えると、1枚目焼いたら、まず食べるでしょ?
10分~15分してから、2枚目を伸ばして、「さぁ!焼こう」と思ったら、あらら・・温度下がってた・・的な。笑
この温度管理が、意外と難しいです。食べてる間も、窯から目が離せない。
とはいえ、またペレット追加して、温度が上がるの待てばいいだけですが、これが面倒に感じる人もいるかも。
1番気になる点は、実際に焼いてみて、庫内の天井の低さがちょっとつらいところ。
コンパクトにするためには、致し方ないですが、この天井の低さで、ガンガン燃料を燃やすと400度にはなるけれど、炉床の温度が上がりすぎるのが難点。
つまり、上手にコントロールしないと、表面が焼ける前に裏側が真っ黒こげになります。この温度管理は、慣れるまでかなり難しいです。
天井をもう少しドーム型にすればよかったのでは?というのが、個人的な感想です。
対策として、パエリヤ鍋(鉄鍋)にピザ生地を伸ばし、ソース・チーズ・具材を載せて、パエリヤ鍋ごとまず焼く。
40秒ほど焼いて、表面が焼けてきたらパエリヤ鍋から外し、直接炉床におろして裏側を焼く・・という焼き方をしました。
ただし、公式サイトでのこの動画を見る限り、直炉床に入れてるので、いい塩梅の温度管理がマスターできれば、普通に焼けるかな。
まとめ
使いこなすには、慣れが必要と思いますが、これだけコンパクトでナポリの窯を再現できれば、十分かなと思います。
おいしいピッツァが食べたい!
を、しっかり叶えてくれるギヤです。
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ENRO 窯焼き名人
おまけ
いつも、お世話になっておる屋我地ビーチキャンプ場
夜は定番の、島ラッキョウの天ぷらと鶏のから揚げ・・メスティンで揚げ物は簡単にできてよいですね!
はい。
いわゆる
「メスティンで揚げ物を作って、ハイボールでキメるだけの〇〇!」ってやつw
キャンプはいいね。
ではまた。