メンテナンス

テントやタープのべたつき原因はPUコーティングの加水分解だった!その対処法は?

ちょっと古くなったテントのフライシートやタープ、インナーテントの床部分・・の内側(裏側)がベタベタする経験、ないですか?

このベタベタの原因はテントフライシートやタープの裏面にコーティングされているPU(ポリウレタン)コーティングが加水分解を起こしているのが原因です。

基本的にテントやタープはナイロン生地に裏面をポリウレタンでコーティングすることで防水処理を施します。「PU コーティング」って書いてありますよね。

表面は撥水加工、裏面から防水加工という仕組みが殆どです。

このポリウレタン(以下PU)は水分や湿気に長いこと晒されていると加水分解を起こします。

加水分解を起こすと嫌な臭いも放ち、当然防水性能も無くなり、ベタベタした手触りになっていきます。


ああああ!お気に入りのテントが・・

と嘆いても、こればかりは避けられないんですね。

加水分解は安いテントでも高いテントでも「PUをコーティングしている」以上は、避けて通れない宿命です。たとえスノーピークでも・・・泣

ベタベタでする程度ならばまだいいけれど、加水分解が進むとテントやタープの内側がそのままくっついてしまいます。

無理に剥がすて破けてしまうという悲惨な状況にも?!まるで粘着テープ同士の粘着面を貼り合わせたみたいになります。ここまでくると、もう手遅れ。

ああ、悲惨。

加水分解を少しでも防ぐには、普段の保管や使用後の管理が重要

PUコーティングである以上、加水分解を「完全に防ぐことはできない」ですが、少しでも遅らせる対策はできます。

とにかく水分、高湿度から遠ざけ、常に乾燥した状態を保つという事です。

  • 濡れたままの状態で保存しない
  • 直射日光を避けて陰干しして完全に乾燥させる
  • 雨に降られたら撤収時にきっちりたたまずに、ごみ袋などに軽く丸めて収納し、帰ったら家で陰干しする
  • 保管場所も湿気の多い場所に保管しない
  • 乾燥材を収納ケースに入れる
  • 長く使わない時は収納ケースのチャックは開けて外気に触れさせる

などです。

加水分解の起きないテントやタープは?といえばコットン製を選ぶしかないんですね。

コットンと言えば有名どころはノルディスクのアスガルドとかマルシャルとか・・かなり高額なテントが多いです。

加水分解は起きないですが、ナイロンと比べて乾燥に3倍近く時間もかかることと、湿気を含んだまま収納すると必ずカビだらけになるという、これもまた大変な管理が必要です。

私も過去にマルシャルのコットンのテントを使っていた時期がありましたがフレームも鉄骨だし、生地はめちゃめちゃ分厚くて重いし。キャンプに行く時はテントだけで車の中を占領していました。笑

今現在は使い勝手や性能、フレームの強さ、デザインの良さを考えると幕系はスノーピーク一択になってます。

とは言え、お気に入りのモデルは、古いラインが多いので、既に加水分解が始まっているものばかり。笑

収納は部屋保管にして、ケースのチャックを閉じずに、常に除湿機をかけたりしてます。

涙ぐましい努力ですが、やっぱり大好きなテントやタープなので少しでも長持ちさせたいですからね。

ベタつきが出てしまった時の対処法

それでもベタベタしてくっついてしまったような状態の時に、応急処置ではありますが私がやっている対処法をお伝えします。

それはKURE 5-56で有名な呉工業の「シリコンスプレー」を使うというもの。

※念のためお断りしておきますが、ご利用は「自己責任」でお願いしますね。

ホームセンターやAmazonで420ml⇒400円程度で手に入るこのシリコンスプレー、これを噴霧すると諦めていたお気に入りのテントフライシートのベトツキが嘘のように軽減できます。

 



おおお!まさに神だ!

 

ただし防水性能が戻るわけではないので防水性能が落ちてきたら防水スプレーなどを表面側の対処が必要になります。

末期症状まで来てしまったら

1)重曹を溶かした45度ぐらいのお湯に漬け込む。

2)完全にPUコーティングをはがしてから、ポロンTを塗布する

という方法になるようです。

でも、素人が薬剤処理って、本当に成功するのか?とかなり不安なので、私はここまではやってないです。

このシリコンスプレーを裏面に噴霧してあげると、触ると手にべったりくっついてくるあの嫌な感触がかなり軽減できるのと、収納した時のタープがくっついてしまって剥がれなくなるという状態は防げます。

かなりお手軽ですが、ベタツキに対する効果は大です。

加水分解が進んでベタベタくっついてしまうテントやタープでも、お気に入りのものはどうして長く使いたいですからね。諦める前に、一度シリコンスプレーをぜひ試してみてください。

ベタつきがかなり軽減されるので内側どうしが、くっついてはがれなくなってしまう・・という現象は避けられます。

残念ながら加水分解を止められるわけではないようですが、ベタツキはかなり解消できますよ。手触りが変わるし、生地同士がくっつかなくなるのでかなり気分的にも良くなった感あります。

というわけで、常日頃から「湿気から遠ざけて、乾燥した状態で保管する」が最も重要。

それでも、ベタベタしてしまって、くっつき始めたらシリコンスプレーで処置。

少しでも、お気に入りのテント・タープを長く使えるようになりますので、試してみてください^^

 

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