アラジンブルーフレーム、16型の綿芯をガラス芯に交換します。
ガラス芯のメリットは、灯油切れになっても煤(スス)を吐かない!(←めちゃくそ重要)
あとは、芯先のメンテナンスが不要。芯も減りません。
なので、一度ガラス芯に交換すれば、半永久的に使用できます。
デメリットは、ガラス芯はアラジンオリジナル綿芯と比べてぶ厚く、芯の上下ができなくなること。調節ダイヤルで動かせなくないけれど、かなり重たくなるので、無理に回して、ギヤがイカレたら、アウトですので。
ベストなブルーフレームが出る位置を探したら、そのままで上げ下げせずに使用。
消火時は、火消しカップ(自作)を被せて、酸欠状態にして消火。。笑 です。
なので、この改造をやってみたい方は、自己責任にてお願いします。(万が一、なにかあっても、メーカ保障は受けられませんので。)
が、この改造から、2年経った現在も、問題なく使えていて、シーズンの終わりには、灯油を焼き切って終了できるのもGood。
芯固着・・もなにも、芯をベストな位置に固定して使うので、ノーメンテナンスです。笑
では、手順をお伝えします。
アラジンストーブ16型のオリジナル綿芯をガラス芯に交換
アラジン16型(デラックス:2つ窓)です。
※ちなみに、アラジンブルーフレームヒーターは、15型~38型まで共通で、
- スタンダード(グリーン)は一つ窓
- デラックス(アイボリー)は二つ窓
です。
39型(現行モデル)からは、グリーンもアイボリーも二つ窓になりました。
交換するガラス芯は「コロナのKT-10」
このKT-10は、ブルーフレーム15型~39型まで共通して”バチコン”サイズです。
いざ、芯交換!
チムニーを開けて・・
しん外筒を外します。(反時計回りで外せます)
芯を目いっぱい上まで上げて、しん押さえごと引き抜いて外します。
16型はシンプルで、かっこいいですね。。
しん押さえごと外れました。
クリップを押し込んで、しん押さえから、綿芯を外します。
芯クリップから、先端までの長さを計測しておきます。(このあと、クリップを同じ位置にコロナガラス芯に取り付けるので)
この個体の場合は、4.7~4.8mmぐらいですね。
一応、クリップ左右ともに計測しておきます。
芯の内側(裏)からクリップの爪をドライバーを指し込んでゆっくりと伸ばして芯からクリップを取り外します。
※爪を折らないように、丁寧に!!
左右両方とも爪を伸ばして、クリップをはずします。
2つとも外しました。爪・・・大事っすね!
コロナガラス芯(KT-10)の先端から、アラジン綿芯と同じ位置に爪をぶっ差して、裏側から爪をゆっくり丁寧に曲げ、押さえつけてクリップをコロナのガラス芯に固定します。
固定しました。こんな感じです。
左右、真反対の位置になるように、クリップを固定します。(芯を二つ折りにして取付位置の確認を!)
しん押さえに、クリップを引っかけて、ガラス芯を取り付けていきましょう。
360度、内側から芯を押し付けて、芯押さえに密着させてください。
クリアファイルなどを切って、内焼板に巻き付け、芯を差し込むガイドにし、芯を装着していきます。
はみ出たところはドライバーで押し込んで。
上下ダイヤルのギヤと噛み合ったら、左手で芯を押し下げながら、ダイヤルでも回し下げていきます。
しん外筒をセットします。
ガラス芯は、先端が平なので、アラジンオリジナルの綿芯のように内側が高く、外側が低く、傾斜がつくように、芯先端を「\」ななめにカットします。
芯の断面図です。こんな図でわかるかしら・・・↓↓↓
ガラスだから、ハサミでは切れない→ニッパーでカット・・と書いているサイトもありましたが、普通に100均ダイソーのハサミで切れました。
ちょっと凸凹してますが、こんな感じでイケます。
点火して、炎の高さを見ながら、ブルーフレームになる「芯の位置(出具合)」を確認します。
前述しましたが、ガラス芯はぶ厚く、摩擦が生じるので、ダイヤルだけでは高さ調節が難しい(無理にダイヤル回すとギヤが壊れます)。
高さが合わない場合は、一度消火し、冷めてから直接手で芯の高さ位置を調節・・を繰り返し、ベストな位置を割り出してください。
面倒な作業ですが、位置が決まれば、あとは一切触らなくて済みますので。
芯交換・完了!
はい!
オリジナルの綿芯とかわらない、キレイなブルーフレームが出ました!
「綿芯じゃないとブルーフレームにならない」と言われていますが、そんなことはないです。笑
これで、芯の買い替えも、先端のメンテナンスも不要。万が一、うたた寝して、燃料切れになっても、「部屋中がススだらけ」になる心配はありません!
Good Job! お疲れ♪
ええ感じです。ガラス芯だと、白っぽい炎になる・・という方もおられますが、十二分に美しいブルーフレームになってますがな。文句なし。
ちなみに、消火するときは、100均ダイソーの「味噌こし」のザル(笑)にアルミホイルを被せた、「火消しカップ」を作りました。
「吹き消す」という方もおられるようですが、めちゃ肺活量要ります。上から顔を近づけると熱いし。笑
チムニーを開けて、この火消しカップを被せれば、1秒で消火できます。
その後、アルミホイルが、なんかダサかったので。。(笑) セリアのキャンプ道具コーナーに置いてあった、取っ手付きステンレスカップがシンデレラフィットしたので、セリアのステンレスカップが「My火消し」専用になりました。笑
ほら!ピッタリフィット♪
このまま、芯は出っ放しで、高さ調節せずに、チムニーを戻して、終了。
点火時も、そのままライターで火をつけると、すぐに点火します。(綿芯より、ガラス芯の方が火付き~火の回りは早いです!)
以上、アラジンブルーフレームのガラス芯化計画・・ミッション完了。
快適です。
現場からは以上です(๑’ᴗ’)ゞ
※やられる方は、くれぐれも自己責任でお願いします。