数あるヘキサタープの中でも、最も美しい曲線美を見せるヘキサタープと言えば
スノーピークのHDタープヘキサだと思う。
しかも、風にも雨にも圧倒的に強い。「史上最強のタープ」と呼ばれるタープだ。
まあ、色は好みだけれど、自分的にはやっぱり古い2003年ぐらいまでのベージュとエンジがスノピらしくて好きだ。(この記事の画像のデザインですね。)
自然の中の緑にめちゃめちゃ映える。
インスタ映えじゃなくてフィールド映えってやつ。笑
ただ、この時代のものは既に20年選手・・・流石に、タープの機能を考えると、デザインはさておき、現行のHDタープという選択肢になるけれど・・
コイツを綺麗に張るにはちょっとコツがあるので、一人で余裕で、キレイに、しかも風に強い張り方のコツを解説してみますね。
ちなみに、このやり方なら、本当に一人で簡単に張れます。
まず、タープを広げる
設営場所を決めて、直接地面にタープを広げる。
ポールも組み立てて、寝かします。
ポールからタープに向かって45度のラインにロープをまっすぐ伸ばし、
およそポールのエンドと同じぐらいのラインのところにペグダウンします。
地面に直接広げて、上から俯瞰すれば、
- タープの稜線に対してポールがまっすぐか?
- ポールに対して、ロープが45度に開いているか?
- ロープの長さが適切か?
が一目でわかります。
ポールを起こします
ポールを起こす時はタープが付いている側を持ち上げて、ポールのエンド側をロープの下をくぐらすようにグルっと円を書くようにタープの下側へ回り込ませます。
両サイドのロープがしっかりペグダウンされていれば、もうこれだけで自立します。
私はポールの長さは、自分は前ポールも後ろポールも両方とも4本つなぎ(2800mmぐらいだっけ?)にしてます。
上記の画像では、いわゆる「小川張り」にするので、後ろ側のタープの端から、さらに2mぐらい、ロープを伸ばしたところに後ろ側のポールを設置している。
小川張りとは?
オガワキャンパルが開発した「ヘキサ型のシステムタープ」で、片方のタープエンドから、システムロープをつないで、ポールをタープから離れた場所に設置する方法。
この方法だと、タープの両端のポールでタープ内が狭くなることを防げるのと、システムロープの下にテントを突っ込むことができて、雨の日にテント⇔タープをぬれずに移動できるという優れもの。
↑↑↑画像出典:ハピキャンさま https://happycamper.jp/_ct/17427307
今回は、この「システムロープ」を普通のロープで疑似的に作って小川張りしてみたという感じです。
タープのそれぞれのウイングをまっすぐ伸ばしてペグダウン
それぞれのウイングを引っ張る方向が曲がっているとキレイに張れない。
ウイングのとがった先端からまっすぐ引っ張る。
- ポールのロープは若干緩め(若干ね)
- 左右4つのウイングロープはしっかりテンションかけて張ると三角屋根ではなくて、スノーピーク独特の、「緩やかなカーブを描いた平べったい」感じの幕の張り方になる。
メインポールはロープとタープの真ん中の角度に
真横からみると分かるだろうか?
ポールにはかなり傾斜が付いている。
ロープで引っぱる角度と、タープ本体側から引っぱる角度の真ん中にポールが来るから、当然、ポールはこれぐらいの傾斜になる。
この角度がとても重要で、ロープ側、タープ本体側の両方から、均一にテンションがかかるので、ポールに対してまっすぐ垂直に力がかかる。。(ポールが斜めにゆがまない)
↑↑
これ、ものすごく大事。ペグダウンするペグもロープの弾く角度に対して90度になるように地面に打ち込むことで、風で思い切り力がかかっても、ビクともしない強力な支えになるのだ。(ペグを打ち込む角度は、大体、地面に対して45度ぐらいで打ち込む感じになるよ!)
この基本を守ればスノーピークのHDタープなら、台風クラスの風に煽られても、折れたり破けたり倒れたりすることはまずない。
ポールが地面に対してまっすぐだと、ポールに対して垂直に力がかからないから、ポールが曲がる・・折れる・・ 本当に壊れます。
横から見たとき、ポールが「斜めってる」のが正しい設営フォームということです。
この「力のかかり具合」という基本が理解できていない・基本通りに設営できていないとスノピのポールだろうが、最強のHDタープだろうがなんだろうが、突風に煽られると折れちゃう&潰れちゃうからマジで注意っす。
慣れるとサクサク一人で設営できるのでやってみてくださいねーー。
P.S.
コールマンとか、他社のタープとかだと、こんなにテンションかけると
破けるかもです・・m(_ _)m
スノーピーク以外のタープの場合は、手加減してあげてください。
P.P.S.
「かーさん!、ポール、もっとしっかり持ってなさい!!!」
とか、大声はり上げてるお父さんのとなりで、ひとりでスマートにタープ設営してみてください。笑
これができたら、もうベテランの仲間入り?笑